あおたん
辿り着くあてなどどこにもないのだろう
たとえこの足があろうとなかろうと
目指すがいい間違いのない人生を
先人の言葉はなぜいつも少ない
一つの言葉が一つを意味しないように
こんな夜も昨日や明日と同じ
こおして生きてゆくのだろう
過ぎたる過ちを糧に
何度も躓いたとしても
すりむいた膝もすぐに癒えたように
どおして生きてゆくのだろう
あまたの過ちの果てに
どおしていきてゆくのだろう
苦笑い皺を刻むばかりのまま
こおして生きてゆくのだろう
ひとつひとつと歳を重ねるように
何度も振り返ったとしても
予約して上塗られたビデオのように
こおして生きてゆくのだろう
過ぎたる過ちを糧に
何度も躓いたとしても
すりむいた膝もすぐに癒えたように
どおして生きてゆくのだろう
あまたの過ちの果てに
どおしていきてゆくのだろう
苦笑い皺を刻むばかりのまま
満ち足りることなど
どこまでもないのだろう
作品集へ戻る
作品一覧へ戻る