1991


いつか僕らは見つめあえるだろか
青臭い苦悩ばかりの若葉の頃

キャンパスは緩い陽を浴びて光る
並木道におちる木漏れ日の記憶

ああ、理想はプラトニックでお互い解りあえればいいのに
触れも出来ない恋に焦がれ 無駄に心痛めた片思い

君の遠ざかる背中見てた
言葉をかける勇気持ち合わさず
いくじなしのまま君を見てた
今じゃ笑えるけれど胸は痛い

身動きもできないくらい好きだった
盲目的な恋こそ幸せだった

カフェテラスで交わした言葉は一言一句覚えていたのに
振り返ってみても 君の声色さえ思い出せない

君が通り過ぎた後には
いつも情けなく抜け殻になった
みっともないまま、君を見てた
今じゃ笑えるけれど大切な思い

恋の定義とか境界線とかどうでもいいことに思いを巡らせた

君の遠ざかる背中見てた
言葉をかける勇気持ち合わさず
いくじなしのまま君を見てた
今じゃ笑えるけれど胸は痛い

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