高まりゆく情熱への制動に僕らはどうしたらいいというのだろう
なんでなんだろうなんでなんだろうなんでなんだろう
情熱への制動は
日に日に高まってゆく
いつでもどうにでもなると思えたのは
遠い日のこと
土砂降りがやってきて伸ばした髪も化け物だ
でもどうせこれから二人であせかくのだ。いいのだ。
君の部屋までひと駅 午前壱時
憶えたばかりのタバコがバス停のベンチ下山積みだ
さんざんに怒らせた罰なのだ。償いだ。
君の帰りまでひと晩 待ち続ける
タクシーに乗る資格もない身の下ばかり気にしてた若さ
俺だって俺ならばいつかはと力んでばかり
君が笑うのも本当は ゆるせなかった
大人になれよなんて都合よく言ってはみるが
なんでなんだろうなんでなんだろうなんでなんだろう
最終電車と君の声 両手にかけたら明白
公衆電話はそこにある
でも手にしたのは定期券
屑や塵と同じように年ばかり積み重ねてる気がした
やりきれない飛び出せない走り出せない
逃げ出せない泣き出せない大声で笑えない
君に泣きつくのもこわくて 出来なくなった
大人になるよなんて都合よくつまりはいるさ
なんでなんだろうなんでなんだろうなんでなんだろう
送別会と誕生日 君に会いたきゃ当然
約束のテーブルもある
でも手にしたのは生ジョッキ大
なんでなんだろうなんでなんだろうなんでなんだろう
情熱への制動は
日に日に高まってゆく
いつでもどうにでもなると思えたのは
遠い日のこと
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