鍵
鍵はもうなくなってしまったね
君も僕も身を裂くおもいなど
もうしたくない そうだね
出会うたびにひとつずつ
とりだしてきたけど
別れ際に必ず手放してきた
不思議だよねひとつずつ
精緻になってくる
年齢を重ねる傷みになれきってゆく
二人をつなぐ鍵は誰も彼も持っているのに
残りはいくつなのか誰も彼も知らないなんて
鍵はもうなくなってしまったね
君も僕も身を裂くおもいなど
もうしたくない そうだね
例えばあとひとつだけ残されていても
僕らなどはこの星に囲まれたケモノ
確かめあう温もりに運命を感じて
深くさしてこのまま眠りにおちたい
二人が出会う鍵は誰も彼も持っているのに
残りはいくつなのか誰も彼も知らないなんて
鍵はもうなくなってしまったね
君も僕も身を裂くおもいなど
もうしたくない そうだね
二人が出会う鍵は誰も彼も持っているのに
残りはいくつなのか誰も彼も知らないなんて
鍵はもうなくなってしまったね
君も僕も身を裂くおもいなど
もうしたくない そうだね
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