ぶつだん
僕は手を合わせるんだ
手を合わせるんだ
他にすることがないから
仏壇に向かう君の肩の線が理由もなく好きで
考えなしに僕は鼻を寄せるマッコウ臭いね
僕の講釈はただの能書きで君は欠伸を繰り返す
これは幸福かもしれない考えもなしに手にしている気がする
だから考えてみるんだ考えているんだ
仏のなんたるかというやつを
僕は手を合わせるんだ手を合わせるんだ
他にすることがないから
仏壇に向かう君の肩の線が理由もなく好きじゃ
邪魔するだけで僕は無能だから理由を探すよ
君の念仏が子守唄のようですぐに眠たくなるのかな
これは幸福かもしれない
考えた出した答えに君が笑う
だから考えてみるんだ考えているんだ
仏のなんたるかというやつを
僕は手を合わせるんだ手を合わせるんだ
他にすることがないから
僕は考えてみるんだ考えているんだ
仏像のなんたるかというやつを
僕はそれで十分だそれで十分だ
あとは君が笑えるなら
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