サクラサク


ドライバーのきみは遠野から出てきた
毎週というか毎日馬券の話ばかりで
きくちくん
僕の埃まみれの長い髪をからかったね
いつかひとやま当てるんだと確かに言ったよ
いつかは、いつかな

今日もまだ道半ば
望みは絶えずサクラサク
それが私のサクラサク
きみに届くかな

大学出のきみが家業の話を
ことあるごとに誇らしく
何かにつけて語らった
さかたくん
意味もポリシーもない長い髪をからかったね
いつか見返してやるんだと確かに聞いたよ
いつかは、きたかな

今日もまた道半ば
望みは消えずサクラサク
それが私のサクラサク
きみに放つうた

二十一世紀には僕らの部室も
建て替わると聞いていたけど
あれは部室じゃなかったらしいね
春だね
桜の紋章は見るたびにまだ滲むけど
力任せに3弦を切ることはもうないけど、
いつかは、きたかも

今日もまだ道半ば
希望は絶えずサクラサク

それが私のサクラサク
きみに届くまで
それが私のサクラサク
きみに放つうた

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